Gymnocalycium spegazziniiこと天平丸の戸外育成に挑戦!
2024/12/31
植物を育てていて毎年悩まされる、春から秋の暖かい季節に外に出していた植物をしまう場所がない、冬の場所問題。
秋口から少し数を減らす努力をしても、好きで買った植物はなかなか減らすことができず…。
毎年悩むなら、戸外で育てられる植物を探せば良いんじゃないか?という身も蓋もない結論に至たり、戸外で育てられそうなサボテンを探すことにしました!
昨年からほぼ通年戸外で過ごしてもらっている緋冠竜や紅鷹などのテロカクタスも良さそうでしたが、今回は自分の好きなギムノカリキウムから天平丸を選んでみました。
天平丸を選んだ理由
天平丸(Gymnocalicium Spegazzinii)は、ボリビアやアルゼンチンの標高1,000〜3,00m越えに位置する平野部や台地といった場所が産地とされているため、ある程度の耐寒性を期待できそうと思い今回の挑戦に選びました。
耐寒性以外にもサボテン園やネット上で見かける刺の詰まった天平丸はとてもカッコいいので、軒下で大きくなるまで育てられたとしたらとても夢があると思います!
天平丸はどれがベーシックなのかわからなくなるくらい種類が豊富で、黒刺天平丸や猫爪天平丸、ハーゲ天平丸、三重のコロンカクタスさんが作出したモノクローム天平丸など、多種多様。
通年戸外で育成ができたら、タイプ違いを育てる楽しみも増やせると明るい未来を描きましたw
天平丸の育て方
実は天平丸を育てるのは苦手で、南米病と思われる成長点の異常でこれまでに何株もダメにしてきました…。
天平丸が難しいといわれる要因はこの南米病だと思います。
それでも年1回以上、植え替えをしていた1株だけ同じ問題が起きなかったので、その経験から3号(3号以上は未経験)までは毎年植え替えることにしました!
※ 天平丸の育成方法は気づいたことがあるときに更新していこうと思います
天平丸の水やりについて
軒下育成を始めた2024年11月の天平丸の水やりは、表土が乾いてから4〜5日くらい経ったころに鉢を持ってみて軽く感じたらやっていました。
12月に入ってから急激に気温が下がったため、最低気温が5℃を下回って以降は様子を見ながら2〜3週間に1度のペースにしています。
天平丸の置き場
日当たりが良く、空気がしっかり流れるくらいちゃんと風がある方が良さそうです。
今回の軒下育成では、都内で午前中の日当たりが良い軒下に置いています。
軒下育成をする天平丸
今回、軒下育成をする天平丸は特に変わった名前のついていない普通の天平丸ですが、刺色が白っぽい苗と黒っぽい苗の2苗です。
白刺っぽい天平丸(2024/11/11撮影)
1株目はうっすうらピンクというか茶色というかの雰囲気がある白っぽい刺の天平丸。
500円玉食いのサイズですが、扁平で本体を刺が覆っているので良さそう!と思って選びました。
こっちを1号と命名。
黒刺っぽい天平丸(2024/11/11撮影)
1株目と全然違う方が育った時の違いも出そうな気がするので、2株目はパッと見が黒っぽい刺の天平丸。
こちらも1株目同様に刺がしっかりと本体を覆っています。
こっちは2号と命名。
天平丸の軒下育成記録
2024/11/11 軒下育成スタート
本当なら成長期を経て、冬越しに向かっていきたかったのですが思いついたのが冬の置き場対策を検討してからだったので、植え替え後の根張りに不安を感じながらの軒下育成スタート!
サイズを測ったはずだけど、メモをなくしてしまったのが悔やまれます。
2024/12/31 2024年大晦日の天平丸の様子
軒下育成を始めてから1.5ヶ月が経過した天平丸。
12月に入って急激に気温が下がり始めたせいか、どちらの天平丸もストレスを感じている様子で特に写真の左側の1号は梅干しのように赤みを帯びてきました。
水やりはしなくても良いかなと思いつつ、ちょっと育っていそうだし晴れの日が続いているので軽く行いました。
サイズ計測
現時点でのサイズはそれぞれ下記でした。
- 1号: 約3.5cm(約6.0cm)
- 2号: 約3.3cm(約5.5cm)
※ サイズは 本体横幅(刺込み横幅) になっています